中年になってからの物忘れは要注意

日常生活の中でのちょっとした物忘れなどは、老若男女を問わず、誰にでも普通に起こることです。たとえば幼児が食事中にデザートの名前を忘れたり、小学生が敬老の日が何月何日だったかを忘れたり、あるいは学校帰りの学生や退社後のサラリーマンなどが観たい番組の予約録画を忘れてしまうようなことは、時には起こって当たり前のことだと言えるでしょう。

 

しかし、そんな物忘れも、中年になってからは要注意と言えます。なぜなら中年になると若い頃とは違って、物忘れの回数が多くなってくることがあるからです。それは確かに単純な老化による回数の増加なのかもしれませんが、ひょっとしたら何かの病気の前触れかもしれません。とにかく、人間、歳を取ってくると色々な病気のリスクが大きくなってくるのです。

 

ですから、たかが物忘れと甘く見るのは良くありません。ですから中年になったら、できる限り、物忘れの回数が増加傾向にあるかどうかは常にセルフチェックしたいものです。同様に、忘れ物にも注意が必要でしょう。たとえば中年になってから、急に、雨の日のたびに傘を何処かへ置き忘れてきてしまうようになったら要注意です。気になる場合は早めに専門医などに相談するようにすべきです。