物忘れで危険な場合と安全な場合

物忘れというものは誰しも体験するものであり、人間は記憶したものを忘れていく生き物ですから自然な形です。ただし、その物忘れが誰しも起こりえる安全なタイプなのか、病気のように危険なものなのか判別する事が難しく、病気の時の物忘れには様々なリスクがあります。

 

加齢と共に記憶出来る容量や保持期間が短くなりがちであり、若い人でも集中していなかったり、大量の情報を一気に扱ったりすれば物忘れが起きるのは普通です。

 

若いのに物忘れがひどい・・若年性健忘症の原因・予防

 

問題になるのは認知症のように物忘れをしている自覚すらなく、体験した事すら忘れていく場合があり、こうした状態が進行していくと日常生活をまともに行う事が出来なくなります。

 

例えば朝食べたものを思い返せないとか、薬を飲まなければならない場合にも認知症では忘れてしまったり、お金の管理も行なえなくなって、生活に支障が起こるタイプもあるものです。

 

周りの家族はそうしたサインに気が付いて、早期段階で医師に相談する事が有効であり、ただの物忘れとして捉えずに行動する事が重要になります。その物忘れが安全か危険かの区別は非常に難しい部分がありますが、いずれにしても生活に支障をきたすレベルのものは専門医に相談が望ましいです。